入学のきっかけ
10年ほど前、写真の先輩が「一人でやっていたのが一番もったいなかった」と話し、現研を紹介してくれました。
その時はフイルムの授業だけでしたので諦めましたが、しばらくしてホームページを見るとデジタルにも対応していることを知り入学を決意しました。
学ぶことで新たな写真表現へ
現研には「合評」という授業があり、組写真がパズルのような感覚で楽しく作品が出来上がっていく面白さを授業を通して教えていただきました。それまではいかに上手くキレイに撮ることだけを考えていた私でしたが、お気に入りや取って置きの1枚では作品にならないということを知ることが出来ました。そしてしばらくたつと、写真が生活の一部になっている自分に気づき、変わっていくことを実感しました。
担当講師の方々は、生徒個々の良さを引き出してくれるので、とてもありがたいものでした。本人がどうしたいかを聞き出してくれて、それに沿ったアドバイスを与えてくれることで、自分らしさを大事にした作品を育てられています。
コロナ禍前は、沖縄のリアルなドキュメンタリー写真を撮影していたのですが、今は、自分の内面を写真に反映していくことに目を向けるようになりました。
個展を目指した作品づくり
現在、奈良を撮影しているのですが、奈良の森の神秘性や力や、神の使いである鹿と人間が一緒にいる面白さなど、自分も異世界に迷い込んでいるような気持ちで撮っています。奈良は距離的な問題があるのですが、創作を楽しみつつ個展を目指しています。
また、近所で撮影している心象風景もどんどん面白くなってきています。
入学を考えている方へ
講師や先輩方が悩みに応えてくれますので、自分の写真を見つけたいと思っている方は、第一歩を踏み出してほしいと思います。
また、モニターで見ている写真と作品としてプリントした写真は全くの別物なので、作品を創ることで得られる感動を味わって欲しいです。